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国内の居住用住宅総価値 10兆ドル突破

【ACT14日】   国内の居住用住宅の総価値が初めて10兆ドルを上回った。

オーストラリア統計局(ABS)の最新の発表によると、国内の住宅1,080万軒の価値は今年1~3月で2,212憶ドル上昇し、10兆2,000億ドルとなった。世帯による所有分は97憶ドルだ。内訳はNSW州が40.1パーセント(4兆1,000億ドル)で最も多く、次にVIC州の26.9パーセント(2兆7,000億ドル)とQLD州の16パーセント(1兆7,000憶ドル)が続く。

金融専門家らは先週、国内総生産(GDP)に対する住宅地価の割合が、1989年の日本のバブル期の330パーセントを上回ったと警告した。

国内の住宅平均価格は今年1-3月期で1万6,600ドル上昇し、94万1,900ドルになった。シドニーは12か月で16.4パーセント上昇の124万5,000ドルに、NSW州地方は29.1パーセント上昇の80万300ドルとなった。

2023年5月までに政策金利が3.5パーセントまで引き上げられると予想され、住宅市場は30パーセント下落するとも予想される。住宅価格はすでに下がり始めており、コアロジック社による全国指標からも5月は0.1パーセント減で2020年9月以降初の下落となった。

ソース: news.com.au – Australian housing market passes $10 trillion

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