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運賃高騰で航空会社らを監視 ACCC

【ACT6日】   オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は国内航空会社らに対し、「収益を押し上げるために便数を抑えていることがないか、監視する」と警告した。

2020年10月から今年10月にかけて、国内航空運賃は27パーセント上昇した。価格高騰の最大要因は旅客の定員数。需要増と燃油高騰も背景にある。

航空会社らは、パンデミック前のおよそ85パーセントの定員で運航している。国内の上位70路線の割引運賃は今年4月に過去11年で最も下がり、5か月後の9月に過去15年で最高になった。11月の運賃は4月の倍以上だ。国際線の往復運賃も同様に、2019年より平均で30パーセント高騰した。

ACCCのアンナ・ブレイキー委員は「航空会社が今も、人員不足などパンデミック関連の問題に面しているのはわかるが、時宜を得て運航能力を戻し、運賃への圧力を緩和するよう監視する」「運賃高騰を維持するために運航能力を抑えていれば、懸念する」と話した。カンタス航空、ヴァージン・オーストラリア、レックスともに今年度は利益を上げると予想される。

フライトのキャンセルは7月の6.4パーセントから10月は2.9パーセントに、到着便の遅れも45パーセントから30.7パーセントに減少したものの、長期平均より高いままだ。

ソース: news.com.au – Competition watchdog warns airlines as domestic airfares rise

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