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米開発の長射程ミサイル購入へ 豪政府

【ACT5日】  連邦政府は、長射程の阻止砲撃用として米国が開発した高機動ロケット砲システム(HIMARS)20発を2026年までに購入する契約をまとめたことが分かった。今回の投資総額は10億ドルを超える見通しだ。

今回購入したシステムは、現在ウクライナがロシア軍に対して使用しているのと同じもので、射程距離は現在保有するシステムの最大10倍になるとみられている。オーストラリアが現在保有しているミサイルの射程距離は40~50キロメートルだが、HIMARSは最大300キロメートルまで達するという。ウクライナは元日、米国が寄贈した同システムを使用し、多数のロシア軍兵士が殺害されたことが分かっている。

連邦政府のワット緊急サービス相は軍事費として多額の拠出が行われたことについて、「オーストラリア国民の安全を守るために万全の装備が備えられているよう、尽力していることを証明するものだ」と述べた。

また、連邦政府のマールズ国防相は、“戦略的環境”にある現状を考慮すると、国防軍が“高性能で対象を定めた軍事能力”を備えることが重要だと説明。「対艦ミサイルとHIMARSシステムにより、国防軍は闘争を回避し、国益を守る能力を得ることが出来る」と話した。

 

ソース:news.com.au-Albanese government finalises deal to purchase US-made missiles used in Ukraine

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