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フードデリバリー会社破綻 清算手続きへ

【VIC28日】  フードデリバリー・サービスのプロビドア(Providoor)は、28日付で事業の清算手続きに入ると発表した。同社は、新型コロナウイルスの感染拡大のあおりを受けたレストラン業界を救済するため、セレブリティ・シェフのシェーン・デリア氏が創立して高い人気を集めていた。

デリア氏は28日、同社のウェブサイト上で清算手続きについて正式に発表した上で、「ホスピタリティ業界が経験したことのない苦境の中から生まれたプロビドアを閉じなくてはならない、非常に悲しい日だ」とコメントした。

デリア氏によると、プロビドアはロックダウン期間中を中心にこれまでに100万人以上に食事を届けたといい、「従業員のために雇用を保障するとともに、非常に憂うつな期間に少しでもレストランで食事をする喜びを届けたかった」と振り返った。

フードデリバリー・サービスは、新型コロナの感染拡大を受けた規制が解除された後も利用し続ける人たちがいたが、「困難な経済状況」を切り抜けられなかったことが破綻の要因だと説明した。

 

ソース:news.com.au-Ritzy food delivery service forced into collapse

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