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豪も高齢少子化、生産性下方を予想

【ACT21日】   連邦のチャルマーズ財務相は先週、第6回目となる世代間報告書(IGR)を発表した。国内人口は向こう40年で4,000万人以上増加し、高齢化が進み、生産性が下がると予想される。

国内人口は2060/61年度までに3,980万人に達し、2063年までに4,000万人を超えると予想される。前回2021年の予想3,880万人を100万人上回る。

人口増で海外からの移民が占める割合は大きい。平均年人口成長1.1パーセントのうち、0.7パーセントは移民だ。今年度の移民受け入れ数は31万5,000人だが、2062/63年度までに年23万5,000人に減少する見通しだ。

平均余命も延び、2062/63年度に男性は87歳、女性は89.5歳になる。65歳以上の人口は倍に、85歳以上は3倍に増加する見通しだ。年をとっても健康かつ子どもの数は減少し、政府の福利厚生に長く頼る人の数も増える。

高齢化が進むにつれ、生産性の問題が大きくなる。過去30年の国民所得の伸びは生産性上昇による。生産性はここ数年横ばいとなり、過去10年の平均も、過去60年で最少レベルに下がっている。チャルマーズ財務相は先立って、生産性成長の長期予想を30年平均1.5パーセントから、20年平均1.2パーセントに下方修正した。

ソース: news.com.au – Bigger, older, poorer: Australia’s future to be revealed in new Intergenerational Report

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