【NSW14日】　　NSW州保健省は14日、気温の上昇にともないレジオネラ症への感染リスクが高まっているとして、庭仕事などの際にはマスクを着用するなど感染対策を行うよう呼びかけている。

レジオネラ症は鉢植え用ミックスや腐葉土、たい肥（コンポスト）などに含まれることが多く、吸い込んで感染すると肺感染症を引き起こし、重症化する場合もある。

NSW州では今年、土に含まれたレジオネラ菌を吸引した感染が54件となっている。22年に報告された感染件数は132件だった。

レジオネラ症の症状は発熱、悪寒、咳、息切れ、筋肉の痛み、頭痛、倦怠感、食欲不振、下痢などで、菌に触れてから発症までに最大10日間かかることもある。重症化すると死に至ることもある。

NSW州保健省のマカナルティ事務局長は、庭仕事で鉢植え用ミックスなどを使用する場合、袋を開封する前に注意事項を読み、これに従うようアドバイスしている。また、作業をする際はマスクを着用するとともに、空気中に舞い上がる粉塵を減らすため、ミックスや土を濡らすのも有効としている。作業後は細菌が皮膚に付着している可能性があるため、石鹸で手を洗うのを忘れないことも重要だ。

ソース：news.com.au-Spring Legionnaires’ disease warning for NSW residents