【WA5日】 WA州パースでこのほど、一部屋の面積が26平方メートルと駐車スペースの約2台分となる「ミクロアパート」の建設が承認された。総工費2,200万ドルとなる複合施設の一部として、パース中心部の郊外に建設される。
ミクロアパートは国内でも最小規模で、基準より1~2平方メートル小さいのが特徴。建設予定地はパースCBD(中央ビジネス地区)から約1キロメートル北に位置し、パースの主要な屋外コンサート会場や球技スタジアムからわずか1ブロックの距離だ。
建物には88戸の独立型アパートが入居し、そのうち64戸がミクロアパート、残りは41平方メートルのロフト型アパートとなっている。また、住民のゲスト用の部屋も4つ併設する。すべての部屋に家具が備え付けられるほか、バルコニー、ベッド、キッチン、バスルーム、リビング、ダイニングスペースを完備。共用スペースとして、屋上テラス、オフィススペース、ジム、ランドリーも設置される予定だ。
アパートの部屋は個別販売はされず、専任の管理者が賃貸物件として貸し出す。契約期間は3か月から3年。開発者によると、入居者のターゲットは車を持たない遠隔地勤務の出張労働者(FIFO)や学生、若年層の社会人など。
パースに建設されるミクロアパートは、2023年にNSW州ボンダイで51万1,000ドルで売却された17平方メートルの物件より広い物件となっている。国内ではすでに多くのミクロアパートが存在しており、パースでも今回のプロジェクトが初めてというわけではない。ただ、パースでは、不動産価格が他の主要都市と同様に急騰しており、24年には1ベッドルームの価格が前年比で31%上昇と国内最大の伸びを記録している。
ソース:news.com.au-Plans for 26sq m Perth micro apartments get green light