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西シドニー空港 完了間近も課題残る

【NSW11日】   シドニー西部に建設中の西シドニー空港(WSI)は、2026年の開港に向けて完了が近い。一方、シドニーCBDから44キロメートル離れた空港にどれだけのエアラインが乗り入れるのか、さらに直結するメトロの建設遅れなど課題が残る。

バジェリース・クリークの西シドニー空港の建設はほぼ完了した。サイモン・ヒッキーCEOは「24時間の国際空港はシドニー大都市圏に大きな経済チャンスをもたらす」と話す。

同空港は予定通り、2026年末に国内・国際線、航空貨物サービスを開始する予定だが、これまでに乗り入れを表明した航空会社は4社のみ。うち2社は国内のカンタスとジェットスターだ。昨年8月にシンガポール航空が乗り入れを示唆し、アルバニージー連邦首相が11日、エアニュージーランドの乗り入れを発表した。マスコットのシドニー空港は、ほとんどが外国航空会社の50社以上が乗り入れする。

新空港の開港に合わせてオープン予定だったメトロも、少なくとも2027年4月までかかる見通しだ。

国内で50年以上振りに未開発地域に建てられた国際空港として、西シドニー空港はサステイナビリティに焦点があてられた。太陽光パネル6,000枚以上を装備して二酸化炭素排出を削減し、集められた雨は空港内のトイレやかんがいシステム、冷却塔で利用する。

西シドニーおよびシドニー大都市圏からデザインのインスピレーションを得て、砂岩はシドニー北部セントラルコーストから入手された。

ソース:abc.net.au – Western Sydney International Airport unveiled ahead of opening, though stumbling blocks remain

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