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逮捕後に男が死亡 警察の拘束方法に批判も 

【SA13日】  SA州アデレードで5月29日に警察に逮捕された42歳の男性が、13日朝に声明維持装置を外し、死亡したことが分かった。SA州警察は同時に出した声明の中で、警察が男性を逮捕した際に首に膝を押し付けたとする疑惑について、あらためて否定した。

事件は5月29日午前2時45分ごろ、ロイストン・パークのペイナム・ロードで発生した。死亡したガウラヴ・クンディさんは、警察によって拘束された後に「反応を示さなくなった」と発表されており、警察による拘束方法について批判の声が上がっている。

警察は「調査を担当している上級捜査官がボディカメラの映像を確認し、クンディ氏の首に膝が当てられたことは一度もなかったと確認されている」と発表した。また、「頭が車や道路に押し付けられたこともない」とする一方、「拘束方法については、警察長官の調査で詳しく検討する予定」としている。警察によると、事件の調査と捜査には「複数の独立した監視機関による監督」があるという。

映像では、立っているクンディさんを2人の警官が拘束している様子が映っており、そのうち1人が足を使ってクンディさんをつまずかせ、地面に倒していた。クンディさんの妻はチャンネル9に対し、パニックになって撮影をやめたと話し、その後、夫の首に警察が膝を押し当てたと主張している。妻によるとクンディさんは酔っており、警察が到着する前に車道枠で小さな口論があったとしている。

警察は「逮捕中にクンディさんが反応を示さなくなった」と発表。さらに、「重大犯罪捜査部が引き続き死因および状況について調査し、州検視官への報告書を作成する」と述べた。また、事件の調査と捜査に検察庁、公共誠実性局、州検視官といった複数の独立した監視機関が傘下すると説明した。

SA州選出のペニー・ウォン外務大臣は、オーストラリア在住のインド系コミュニティに対し「適切に調査が行われる」とする一方、調査が完了するまではコメントを控える意向を示した。

 

ソース:news.com.au-Adelaide father Gaurav Kundi dies after attempted police arrest

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