生活

NSW州政府の良心的価格アパート 家賃週1100ドル

【NSW17日】   NSW州政府による“良心的価格住宅スキーム“の一つとして、シドニー東部ボンダイジャンクションのアパートが家賃週1,100ドルで貸し出された。支払える入居者はいないと批判を受ける。

ボンダイジャンクションの寝室2つのアパートは当初、家賃週1,100ドルで広告に出された。17日にザ・ガーディアン紙が報道後、週1,040ドル、さらに週1,000ドルに下げられた。同物件を扱う非営利の不動産代理店「ホームグラウンド・リアル・エステート・シドニー」の広報官は、「賃貸市場は週ごとに変わるため、冬市場に向けて家賃を下げた」と話した。

州政府による良心的価格スキームの物件として、借り手の年収上限は12万1,000ドル。上限を稼いだとしても、収入の47パーセントが家賃になる。

賃借人を擁護するジョーダン・バン・デン・ラムさんは「上限に満たない収入で、誰が週1,000ドルも払えるのか。食費や光熱費、医療費も払えない」「非営利のホームグラウンドは比較的評判が高く、不満はない。政府の補助を受けて価格を釣り上げる民間の大家に問題がある」と批判した。

NSW州で”良心的価格の住宅”は、市場価格を20パーセント下回って貸し出されなければならないが、中間所得世帯にはフレキシブルな価格設定もあり得る。

ソース:news.com.au -‘Affordable’ Bondi Junction apartment listed for $1100 a week

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