【QLD17日】　　　QLD州で16日午前、過去50年で最大規模の地震が発生した。震源地からおよそ250キロメートル離れたブリスベンでも揺れが感じられた。

政府機関のジオサイエンスによると、地震は16日午前9時49分、サンシャインコースト北西のグーメリ付近で発生した。マグニチュード5.6で深さは2キロメートル。過去50年で国内で発生した最大規模だ。

ミシェル・サルモン地震学者は「この規模の地震はダメージを伴う。家に損傷を見つけたら州緊急サービス（SES）に連絡するように」と話した。また、今回の地震に伴う余震も予想されるとして、「揺れを感じたら身を縮め、テーブルなど頑丈なものの下で身を守り、揺れが収まるまでつかまって」とアドバイスした。揺れが止まって安全を確認次第、ジオサイエンス・オーストラリアのウェブサイトに報告を求める。16日の地震を感じたと1万2,000件を超える報告があった。

また、地震の影響で住宅6,500棟以上で停電になった。最初の停電は地震発生の午前9時49分に報告された。ハービー・ベイ近郊でもさらに5,204棟で停電になった。16日午後には電気は復旧したとされる。

気象局によると、今回の地震による津波の発生はない。ヴァーシティ・レイクスからゴールドコースト中心への電車はキャンセルされ、トランスリンクの電車ネットワーク全線も最大30分の遅れを生じた。地震による損傷やけがの報告はされていない。

ソース：news.com.au – Queensland warned to brace for aftershocks after largest earthquake in 50 years