【VIC5日】 VIC州のポレパンカで8月26日に発生した銃撃事件で、殉職した2人の警察官のうちの1人、ヴァディム・デ・ワールト=ホタート上級巡査(34)の葬儀が、5日、メルボルン東部にあるVIC州警察アカデミーで営まれた。
事件は、過去の性犯罪容疑に関連する逮捕状の執行中に発生。警察官10人が現場に臨んだ際、主権市民運動の支持者として知られるデジ・フリーマン容疑者が発砲し、ワールト=ホタート上級巡査とニール・トンプソン主任上級巡査(59)がその場で死亡、さらに1人が重傷を負った。容疑者はその後、徒歩で森林地帯に逃走し、現在も大規模な捜索が続いている。
上級巡査は、式典で「人を助けることに生涯を捧げた警察官」と称えられ、その功績を後世に伝える「ビクトリア・ポリス・スター」が授与された。葬儀には約3,000人が参列し、さらに3,000人がオンラインで参加。葬儀の最後には、警察航空隊によるフライオーバーと栄誉礼が行われ、数千人の警察官が沿道に立ち並び、殉職者を見送った。
VIC州警察のマイク・ブッシュ本部長は「この悲劇は警察の心を深く打ち砕いた。命を懸けて職務にあたる仲間を失ったことは、私たち全員にとって計り知れない痛みだ」と述べた。
共に殉職したトンプソン主任上級巡査の葬儀は、9月8日に行われる予定だ。
ソース:news.com.au – Police hold funeral for Senior Constable Vadim de Waart-Hottart, killed in Porepunkah shooting