【VIC8日】 VIC州のジャシンタ・アラン州首相は、12歳と15歳の少年が相次いで刺殺された事件を受け、オーストラリア南スーダン系コミュニティの団体との会合を呼びかけた。首相はこの事件を「無意味な犯罪」と表現し、地域社会の安全確保と暴力根絶に向けた取り組みを強調した。
事件はメルボルン北西部で発生。15歳のダウ・アクエング君と友人の12歳のチョル君が、バスケットボールの試合帰りにマチェーテや長刃を持った複数の覆面男に襲撃され死亡した。チョル君はマーブル・ドライブ沿いで倒れた状態で発見され、目撃映像には襲撃の瞬間が映っていた。
首相は両少年の家族に哀悼の意を表し、南スーダン系メルトンおよびウィンダムのコミュニティ団体の代表者と会合を開き、現場からの意見を政策に反映させる考えを示した。「暴力犯罪に対する解決策はコミュニティ自身から生まれるべき」とアラン州首相は述べた。
警察は事件が「青年ギャング犯罪の特徴」を示すものとしつつも、身元の取り違えの可能性もあると分析。逃走した覆面の加害者は未特定の車両で現場を離れたと報告されている。
両少年の家族や友人、バスケットボールクラブは、彼らを「愛される存在」と称え追悼。被害少年の父親は「息子は犯罪者ではない」と語り、地域と家庭の安全確保を求めている。事件は州内外で大きな衝撃を与え、コミュニティの結束と青少年保護の必要性が改めて問われている。
ソース:news.com.au – Victorian Premier calls South Sudanese community meeting following stabbings
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