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豪ポスト、米国向け配送を9月25日までに再開へ

【ACT9日】   オーストラリア郵便(Australia Post)は、米国の関税・税関ルール変更に伴い一時停止していた米国向け配送を、9月25日までに再開すると発表した。停止は8月26日から実施され、Business Contract、MyPost Business、一般小口顧客が影響を受けた。ただし、100米ドル未満のギフトや手紙、書類は対象外だった。

今回の部分的停止は、米国政府が8月末に発表した変更によるもので、従来あった800米ドル未満の商品に対する関税免除が廃止され、関税の事前支払いが義務化された。これにより、大規模なオンライン小売業者による制度の悪用やフェンタニルなど違法物質の輸送防止を狙っている。

新ルールでは、従来の800米ドル未満の関税免除が廃止され、関税の事前支払いが義務化される。これにより、小規模オーストラリア企業や米国のオンライン購入者が影響を受けている。オーストラリア郵便は、米国税関認可の第三者サービス「Zonos」と協力し、早期再開を目指している。

一時停止により、米国のオンライン購入者も影響を受け、オーストラリア製品へのアクセス制限や関税分のコスト増加を強いられている。FedExなどの国際宅配便は影響を受けず、新関税は郵便事業者のみが対象となる。

野党の小規模企業担当議員ティム・ウィルソン氏は「多くの小規模事業者がオーストラリア郵便を通じて国際発送に依存しており、今回の決定による影響は非常に大きい」と指摘。「政府は関係性を整理するために対応すべきだ」と述べた。

ソース:news.com.au – Australia Post to resume delivery to the US by September 25 after tariffs sparked halt

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