【NSW30日】 近年、複数の死亡事例が発生した音楽フェスティバルにおいて、参加者の安全確保と被害軽減を目的とした新たな取り組みが導入される。
シドニー西部で開催される大規模イベント「ノックアウト・アウトドア・フェスティバル」が、過去数年で2名の死亡事故を受け、ピル検査を導入することが決定した。NSW州政府は、同フェスティバル(10月4日、シドニー・オリンピック・パーク開催)が、州の12か月間にわたる薬物チェック試行の一環として、ピル検査を導入する4つ目のフェスティバルとなることを確認した。
この試行は来年2月末までに計12のフェスティバルで実施され、その後、独立機関による評価が行われる予定である。州の最高保健責任者であるケリー・チャント氏は、このサービスは匿名で提供されると強調し、「人々を守ることが目的」と述べた。「この試行は、参加者が摂取しようとしている物質について情報を得ることで、危険な薬物を避けたり、高リスクの薬物を廃棄したり、より安全で情報に基づいた選択を行い、深刻な健康被害を回避できるようにするもので、最優先事項は被害を減らし、人々を安全に保つことだ」と話した。
2023年10月の同フェスティバルでは2人が死亡し、そのうち1人は薬物の過剰摂取が原因と確認されている。フェスティバルの主催者は今回の取り組みを「被害軽減に向けた重要な一歩」と評価した。
ソース:news.com-au – ‘Keep people safe’: Knockout Outdoor festival to trial pill testing
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