【WA24日】 就労仮釈放中に動物保護施設からモルモットを入手して食べた受刑者たちの行為について、調査の結果、違法ではなかったことが明らかになった。
今年初め、パースの東約57kmにあるウーロルー刑務所農場で、刑務官が冷蔵庫内にモルモットの肉を発見したことを受け、司法省が調査を実施した。受刑者たちは、モルモットの肉が美味しいと知った後、動物を殺して刑務所に持ち帰り、調理して食べたとされている。
内部調査の結果、行為は不適切ではあるものの、刑法上の違反はなく、動物保護施設の職員にモルモットを提供させるよう強制した形跡もなかったことが確認された。衝撃的な発見を受け一時停止されていた就労仮釈放プログラムは、現在再開されている。司法省の広報担当者は、ウーロルー刑務所の職員および地域で受刑者を管理する担当者に対し、第95条活動の規定や受刑者の適切な監督・指導に関する方針を再確認させたと述べた。
発見時、ロジャー・クック首相はメディアに対し、動物保護施設のペットが刑務所での食事になるために引き渡されたことに「非常に不快な行為のように聞こえる」と語った。「モルモットを食べること自体に反対しているわけではない。文化によっては珍味とされる場合も理解している。ただ、就労仮釈放中の受刑者が、動物保護施設の状況を利用するのは不適切だ」
ブラッド・ロイス矯正局長も、この疑惑について「第95条地域作業プログラムは、受刑者の更生と社会復帰の取り組みに不可欠であり、受刑者が西オーストラリアの地域社会に有益な貢献を示す機会だ。この点で今回の件は特に懸念される」と述べた。
ソース:news.com.au – Prisoners who dined on guinea pigs from animal shelter did not break law, investigation finds