【NT21日】 熱帯低気圧フィナが勢力を高めながらノーザンテリトリー沿岸に接近しており、ダーウィンの住民に対して備えを開始するよう警告が出されている。ダーウィンには正式にサイクロン警報が発令された。
オーストラリア気象局の声明では「再び勢力を強めている可能性が高い」と述べられている。ダーウィンの東約235kmに位置するクローカー島では、21日午前5時20分頃、破壊的な強風、豪雨、洪水が発生し、小さな町ミンジラングの住民に緊急避難が呼びかけられた。
警戒区域はティウィ諸島、ダーウィンからワルウィ、コバーグ半島、ミンジラング、ガンバラニャ、さらにピランギンピ、ミリカピティ、ウルルミヤンガに拡大している。デイリーリバー河口からダンディービーチの住民も警戒を続けるよう指示された。NT緊急サービスは声明で「直ちに危険はないが、状況が変わる可能性があるため最新情報を確認してほしい」としている。また、ダーウィンやバチェラーを含む地域の住民に対して、今後脅威が増す場合に備えて行動を検討するよう求めた。
サイクロン・フィナは一時カテゴリー1に弱まったが、21日にカテゴリー2、さらに22日にはカテゴリー3に達する可能性があると気象局は予測している。現在、ダーウィンの北東約335kmに位置し、金曜日の夜にコバーグ半島とティウィ諸島へゆっくりと接近する見込み。22日にはバン・ディーメン湾を通過し、23日にはダーウィンへ向かうとされる。カテゴリー2のサイクロンでは風速125~164km/h、カテゴリー3では165~224km/hの突風が発生する可能性がある。
ソース:news.com.au – ‘Re-intensifying’: Warning issued for Darwin as Tropical Cyclone Fina moves in