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がん協会の子ども用日焼け止めがリコール

【ACT4日】   皮膚の上で成分が分離し、日焼け防止効果が低下する恐れがあるとして、オーストラリアの子ども用日焼け止めがリコールされた。「Cancer Council Clear Zinc Kids SPF50+」は、製造元のVitality Brands Worldwideにより店頭から回収された。

医薬品規制当局(TGA)は警告を発し、この製品が不均一な質感になり、目に見えて水分が分離してくる可能性があると注意喚起した。「このような状態になると、成分が正しく混ざった状態ではない。製品が分離している場合、皮膚に均一に塗り広げることが難しくなり、全体的な性能が低下する可能性がある。これによりSPF値が実際より低くなり、十分な日焼け防止が得られない恐れがある」と警告文は述べている。

今回のリコールは、消費者団体Choiceが実施した調査で、国内で人気のあるいくつかの日焼け止めに表示されたSPF値が実際には含まれていなかったことを明らかにして以降、増え続けているリコールの一つとなった。

6月に衝撃的な調査結果が発表されて以来、約12種類のオーストラリア製日焼け止めがリコールまたは販売停止となっている。消費者には、該当ロットの日焼け止めを使用せず、購入店に返品するか、製造元に連絡して返金を受けるよう勧告されている。

対象ロットは以下の通り。

Cancer Council Sunscreen Clear Zinc Kids SPF50+ 110g
1143730(2027年8月)
1141313(2027年6月)
1146857(2026年11月)

ソース:news.com.au – Cancer Council kids sunscreen recalled over safety fears the product separates on skin

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