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WAミッドウエストで森林火災発生

【WA15日】   パース周辺およびWA州の地方部で複数の森林火災が発生する中、緊急警報アプリが障害を起こした。

消防・救急サービス局(DFES)はSNSを通じて、制御不能の火災が複数発生し、人命や財産が脅かされている状況の中で、緊急情報サイトおよびアプリに技術的な問題が発生していると発表した。15日、パースの北に位置するWA州ミッドウエスト地域では、2件の森林火災により生命と財産が危険にさらされているとして警告が出された。

パースから約245km北に位置するクーローおよびダンダラガンの各自治体(ウォラダージ、ブーセンデララ、エガヌ、ヒルリバー)では、森林火災の緊急警報が発令されている。火災は、パースとジェラルトンを結ぶ主要幹線道路であるブランド・ハイウェイ沿いの一部区間で燃え広がっている。警報では「安全が確保できる場合は、ブランド・ハイウェイを南方向に進み、今すぐ避難してください」と呼びかけている。

2件目の緊急警報は、ウォラダージの南約150kmに位置するミンダラ、モグンバー、レッド・ガリー(ダンダラガン、ジン・ジン、ビクトリア・プレーンズ各自治体)で発生している別の火災に対して出されている。住民には、生命の危険が差し迫っており、直ちに行動する必要があると警告されている。

消防・救急サービス局の担当者は「人命や住宅に対する脅威がある。道が確保されている場合は、安全な場所へ今すぐ避難してください。避難が遅れると命の危険がある。自宅にいない場合、戻るのは非常に危険だ」と呼びかけている。周辺地域の住民には、火災状況が変化しているため、避難準備を進めるよう指示が出されている。

また、15日午後には、熱波に見舞われる中で複数の火災が発生しているとして、パース丘陵地帯でも複数の森林火災緊急警報が発令された。継続する熱波により、日中の気温は40度前後、夜間も25度前後まで上昇した。

気象局の上級気象予報官のミリアム・ブラッドベリー氏は、WA州の西部および南西部の広い範囲で火災危険度が高く、セントラル・ウィートベルトおよびグレート・サザン地区では「極めて危険」な状態になると述べた。南西部からジェラルトン内陸部にかけて、すでに多くの火災が発生しており、緊急サービスが長時間にわたり対応を続けている。

ブラッドベリー氏はまた、南ガスコインから南東沿岸部にかけて、局地的な雨と突風を伴う激しい雷雨が発生する可能性があると警告。強風により、樹木や枝、送電線が倒れ、車両や建物に被害が出る恐れがあり、降雨によって鉄砲水が発生する可能性もあるとしている。

ソース:news.com.au – ‘Leave now’: Bushfires threaten lives and property in Western Australia’s Mid West

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