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シドニーの音楽フェスで男性1人死亡、複数人が病院搬送

【NSW9日】   シドニーで開催されたテクノ音楽フェスティバルにおいて、集団過剰摂取の疑いがある事案が発生し、男性1人が死亡、複数人が病院に搬送された。保健当局が詳しい状況を調査している。

シドニー・オリンピック・パークで行われた音楽フェスティバルで、集団過剰摂取が疑われる事態が発生し、40歳の男性1人が死亡、他の複数人が病院に緊急搬送された。7日の夜、ドリームステート・ミュージック・フェスティバルに参加していた40歳の男性が死亡し、さらに6人が「体調不良」を訴えて入院した。警察によると、この男性は正式には身元確認されておらず、現場で死亡が確認された。他に6人が病院へ搬送され、そのうち1人は依然として重篤な状態にある。

NSW州保健当局は、「緊急搬送が2件、非緊急搬送が3件あった」と確認した。8日に記者団の取材に応じたNSW州保健相のジョン・グラハム氏は、フェスティバルにおけるピルテスティング(薬物成分検査)は、安全確保のために「非常に重要な要素」だと述べた。当局は、この男性の死亡がフェスティバル内で起きた集団過剰摂取の一部である可能性について調査している。

ドリームステートは、州政府が実施しているピルテスティングの試験対象フェスティバルには含まれていなかったが、NSW州保険当局の担当者は「ハームリダクション(被害軽減)の取り組み」は実施されていたと説明した。「主催者は、イベント前・開催中・開催後を通じて、積極的な被害軽減メッセージを提供するため、NSW州保健当局と緊密に連携していた。当局は、NSW州警察やNSW州ユーザーズ&エイズ協会(NUAA)などと連携し、重篤な薬物中毒事案を特定・調査・対応する包括的な薬物監視および早期警戒システムを運用している」

この事案に先立ち、NSW州保健当局は、想定より高用量のMDMAが含まれた錠剤が州内で流通しているとして、注意喚起を行っていた。NSW州中毒情報センターのディレクター、ダレン・ロバーツ氏は、「MDMAは、激しい興奮、高体温、けいれん、不整脈、さらには死亡を引き起こす可能性がある。合成カチノンやアンフェタミンなど、他の興奮剤と併用した場合や、短時間に大量(複数回)摂取した場合、重大な健康被害のリスクはさらに高まる」と述べた。

またロバーツ氏は、同じロットであっても、カプセルごとにMDMAの含有量が異なる可能性があると指摘した。「音楽フェスティバルのような高温環境も、MDMAによる健康被害のリスクを高める。ダンスの合間に休憩を取る、日陰に入る、水分を補給することは、過度な体温上昇を防ぐために重要だ」と述べた。

「自分や友人が薬物を摂取して体調が悪くなった場合、医療機関に助けを求めても処罰されることはない。体調不良を感じたら、ためらわずにトリプルゼロ(000)に電話して、直ちに助けを求めてほしい」

ソース:news.com.au – One man dead, multiple hospitalised in suspected mass overdose at Dreamstate festival in Sydney

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