【VIC12日】 イスラエルのアイザック・ヘルツォグ大統領による物議を醸したオーストラリア訪問が終了する中、抗議者たちがフリンダース・ストリート駅周辺の通りを占拠した。
12日、約1万人とみられる抗議者がフリンダース・ストリート駅正面入口周辺を占拠。路面電車や車両の通行を妨げ、ヘルツォグ氏の訪問に対する最後の抗議を行った。駅の階段に立った演説者らは、アルバニージー政権がヘルツォグ氏を招待した決定を「断固として拒否する」と述べた。
アルバニージー首相とサム・モスティン総督は、ボンダイビーチのテロ事件を受け、ユダヤ人コミュニティと共に哀悼するためヘルツォグ氏を招待した。しかし訪問は論争を呼び、抗議者らは同氏がガザでの「ジェノサイド(大量虐殺)」を主導していると非難している。イスラエル側はこの主張を強く否定している。
警察は12日の抗議参加者を約1万人と推定。週初めにシドニーで発生した暴力的な場面とは対照的に、逮捕者は出なかった。また、反イスラエル大統領抗議に際して付与された特別権限も行使されなかったという。
抗議者らはパレスチナ旗を掲げ、「戦争犯罪人ヘルツォグ」「逮捕せよ」と書かれたプラカードを持参。「川から海まで、アイザック・ヘルツォグをICC(国際刑事裁判所)へ」とのシュプレヒコールも響いた。約1時間半後、一部はバーク・ストリートを通って州議会方面へ行進し、他は解散した。
VIC州グリーンズ党のガブリエル・ディ・ヴィエトリ議員は、ヘルツォグ氏は「到着時に逮捕されるべきだった」と発言。「ジェノサイドを行っている国家元首にレッドカーペットを敷く政府はおかしい」と批判した。また、訪問はイスラエルの戦争犯罪に「国際的正当性」を与えると主張した。
ジャシンタ・アランVIC州首相は、訪問が「この国最悪のテロ事件」の直後に行われたと述べ、反ユダヤ主義の高まりに対処する責任を認めた。ジェス・ウィルソン州野党党首は、訪問が抗議や暴力で迎えられたことは残念だと語り、厳重な警備体制は「衝撃的だ」と述べた。イベントは参加者による「ワルチング・マチルダ」の合唱で締めくくられた。
ソース:news.com.au – ‘Unacceptable’: Protesters slammed as Israel President finishes official visit in Melbourne