【NSW22日】 AFC女子アジアカップ決勝でオーストラリアを破った日本の振る舞いが称賛を集めている。敗れたマチルダスに対する思いやりある対応が、多くのファンの心を打った。
日本女子サッカー代表は21日夜、シドニーで行われた決勝でオーストラリア女子サッカー代表に1-0で勝利。7万4397人の観衆の前で、オーストラリアの優勝の夢を打ち砕いた。
決勝点は浜野まいか選手がペナルティエリア外から決めた見事なミドルシュート。このゴールが激戦の勝敗を分けた。試合ではマチルダスも善戦し、多くのチャンスを作り出したが、ケイトリン・フォード選手が前半に決定機を逃したほか、アラナ・ケネディ選手のヘディングやエミリー・ヴァン・エグモンド選手の強烈なシュートも相手GKに阻まれた。近年の主力世代にとってタイトル獲得の機会だっただけに、マチルダスにとっては非常に悔しい結果となった。
勝利した日本は、試合後に敗れたオーストラリア選手たちのために「花道(ガード・オブ・オナー)」を作り、さらに表彰台へ向かう際にはハイタッチで迎えるなど、敬意を示した。この振る舞いに対し、ファンからは「とても品がある」「素晴らしいスポーツマンシップ」といった称賛の声が相次いだ。
終盤15分間、オーストラリアは同点を目指して猛攻を仕掛けたが、日本は粘り強い守備で耐え抜き、2014年、2018年に続く3度目のアジア制覇を達成。いずれもオーストラリアとの決勝で、同じ1-0のスコアだった。フォード選手は試合後、「大きなチャンスが3回あった。もっと良いプレーが必要だった」と責任を口にし、「本当に悔しい」と語った。
ケネディ選手は大会を通じて5得点を挙げた活躍が評価され、大会最優秀選手(MVP)に選出された。ケネディ選手は「結果を出せなかったのは残念。早い時間帯の失点で追いかける展開になった」と振り返りつつ、「チームの一体感は素晴らしかった。この雰囲気を今後につなげたい」と語った。エリー・カーペンター選手は「最後の決定力の差だった。疲労も影響したが、この敗戦はしばらく引きずると思う」とコメント。「負けるべき試合ではなかった」と悔しさをにじませた。
マチルダスのジョー・モンタムーロ監督は試合後、「決定機での冷静さが足りなかった」としつつも、「選手たちは全力を尽くした。このチームの価値を示した大会だった」と評価。「顔を上げて前に進まなければならない。今は次のステージに向けて非常に重要な段階にある」と述べ、今後への期待を示した。
ソース:news.com.au –