【ACT8日】 中東情勢をめぐり、米国とイランが大きな進展を主張したことを受け、世界の原油価格が急落している。
イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は、ドナルド・トランプ大統領が「双方による停戦」を土壇場で宣言したことを受け、「ホルムズ海峡の安全な通航」を2週間にわたり保証すると表明した。イランは、米国とイスラエルによる攻撃への対抗措置としてホルムズ海峡を事実上封鎖し、世界の原油供給の約5分の1を遮断。これにより燃料価格は歴史的な高値へと押し上げられていた。
アラグチ外相は、パキスタンによる仲介努力を評価した上で、トランプ政権が提示した15項目の和平案をテヘランが検討していると述べた。「イランへの攻撃が停止されれば、我が強力な軍は防衛作戦を停止する」と同外相は声明で述べている。さらに、「2週間の間、イラン軍との調整および技術的制約を考慮した上で、ホルムズ海峡の安全な通航が可能となる」とした。
一方、トランプ氏はSNSで「今夜イランに向けて予定されていた破壊的な軍事行動を見送る」と発表。「イランへの爆撃および攻撃を2週間停止することに同意する。これは双方による停戦だ」と投稿した。
その理由について、「すでにすべての軍事目標を達成し、それを上回る成果を上げており、イランとの長期的な和平および中東の平和に関する最終合意に大きく近づいているためだ」と説明している。また、「米国はイランから10項目の提案を受け取っており、交渉の基盤として十分に機能すると考えている。過去の主要な対立点のほとんどはすでに合意に至っているが、この2週間で最終合意を完成させることが可能になる」と述べた。
こうした発言を受け、原油価格は急落。国際指標であるブレント原油は水曜朝時点で15%下落し、1バレル=92.21ドルに。米国指標のWTI原油も16%以上下落し、94.47ドルとなっている。
ソース:news.com.au – Oil choke point reopens as Trump declares Iran ceasefire