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VIC自治体、紫色のリサイクルゴミ箱導入に反発

【VIC10日】   VIC州で、数百万世帯を対象とした週1回のごみ回収に新たな4つ目のゴミ箱を追加する計画に対し、自治体が反発している。

VIC州の各地の自治体は、ガラス専用の紫色フタ付き回収ゴミ箱の導入について、「数百万豪ドル規模のコストがかかり、住民の負担に直結する」として、計画の中止を求めている。来年7月から、同州の家庭では週ごとのごみ回収に4つ目のゴミ箱が追加される予定だ。この紫色のガラスリサイクル用ゴミ箱は、食品・有機ゴミおよび庭ゴミ(FOGO)用のゴミ箱に加わる形となる。

この施策は、埋立地に送られるゴミの量を減らすことを目的としている。すでにフランクストン市、アララット、ウィットルシー、コラック・オトウェイ、ヒンドマーシュ、ホブソンズ・ベイ、ホーシャム、マセドン・レンジズ、メリ=ベック、モイン、ピレニーズ、サーフコースト、ワーナンブール、ウェスト・ウィメラ、ヤラ市、ヤリアンビアックなど、複数の自治体ではこの4つ目のゴミ箱が導入されている。

しかし、州内の地方部・都市部を含む複数の自治体は、「住民に数百万ドルの負担をかけることなく廃棄物を減らすより良い方法がある」として、計画の見直しを求めている。代替案として、ガラスを含むさまざまな容器を回収対象とする「コンテナ・デポジット・スキーム(CDS)」の拡充を提案している。この拡張型CDSは、WA州、QLD州、SA州、NSW州の一部ですでに導入されている。

マニングハム市のジム・グリバス市長は、これを「より賢く、費用対効果の高い解決策」と評価した。「ゴミ箱が増えれば、コストも増え、収集トラックも増え、交通混雑や分別の不備も増える」と述べ、「ガラスリサイクルにはもっと良い方法がある」と主張した。2月には、ウィンダム市議会が紫色ゴミ箱の導入に懸念を示し、初年度に住民1世帯あたり64.33豪ドル、翌年には20.89豪ドルの追加負担が発生すると指摘した。

同市の報告書によると、容量120リットルのゴミ箱約11万9799個の導入と運用には初年度で約770万豪ドル、その後も年間約250万豪ドルの運用コストがかかる見込みだ。報告書は「生活費の上昇が続く中、これらのコストは家庭に直接のしかかる」としている。

さらに、紫色ゴミ箱の導入は「時期尚早」であるとも指摘し、住民が追加のゴミ箱を必要とするほどガラスごみを排出していないと主張した。同報告によると、住民が120リットルのゴミ箱の半分をガラスで満たすのに34週間かかるとされている。

ボルーンダラ市のウェス・ゴールト市長は、拡張型CDSの方が「はるかに優れた解決策」だと語った。また、紫色ゴミ箱の導入により、メルボルン内側の住民には初年度で約650万豪ドル、その後も年間約220万豪ドルのコスト負担が生じると述べた。「すでに同様のサービスがあるのに、なぜ住民がさらに支払う必要があるのか」と疑問を呈し、すでにガラス専用の路上回収ごみ箱を導入した他の自治体では、利用率が低く、ごみ出し頻度も少ないなど、十分に活用されていない事例があると指摘した。

なお、エネルギー・環境・気候行動省は本件についてコメントを控えている。

ソース:news.com.au – ‘Premature’: Victorian councils reject rollout of purple lid recycling bins

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