政治

日豪、新型フリゲート艦建造で合意

【18日】   オーストラリアは、海軍戦力を強化する長期計画の一環として、日本と新たな防衛契約を締結した。

オーストラリア政府は、日本と将来の艦隊に加わる新型汎用フリゲート艦の最初の3隻について正式に契約を締結したと発表した。数か月にわたり交渉が続いていた大型の防衛調達がこれにより確定した。これらの艦艇は三菱重工業によって建造され、改良型「もがみ型」をベースとした設計が採用される。2029年からオーストラリア海軍に引き渡される予定だ。

契約では、最初の3隻は日本で建造され、その後の艦艇はWA州のヘンダーソン防衛施設で建造される見込みとなっている。今回の契約締結は、日豪間で「もがみ覚書」が交わされたことにより正式化され、防衛産業分野における協力関係の強化も含まれている。新型フリゲート艦は、老朽化したアンザック級艦の更新とミサイル能力の強化を目的に、11隻の軽フリゲートを迅速に導入すべきとした独立レビューに基づく長期計画の一部である。

改良型もがみ級フリゲートは、最大1万海里の航続距離を持ち、32セルの垂直発射システムや対空・対艦ミサイルを搭載する。また、海軍のエムエイチ60アール・シーホーク哨戒ヘリコプターの運用も可能で、各艦には約92人が乗組む。WA州での建造は、今後20年にわたる防衛投資の一環とされ、数千人規模の雇用創出も見込まれている。

リチャード・マールズ副首相は、この調達が防衛戦略の重要な柱であると強調。「改良型もがみ級フリゲートの導入は、オーストラリア国民の安全を守るために必要な能力への投資を示すものだ」と述べた。また、「我々の水上艦隊はここ数十年で最も重要な役割を担っており、これらの艦艇は海上貿易ルートや北方防衛の確保に貢献する」と語った。

さらに、パット・コンロイ国防産業相は、この契約が平時における海軍史上最速の調達だと述べた。「日本とオーストラリアの産業パートナーと連携し、世界でも最先端級の汎用フリゲート艦を導入している」と語り、雇用創出や産業基盤の強化にもつながるとした。なお、このフリゲート計画の総費用は今後10年で数百億豪ドル規模に達する見込みだが、最終的な金額は明らかになっていない。

ソース:news.com.au – Australia signs deal with Japan to build new fleet of navy frigates

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