【NSW28日】 州西部で干ばつの影響が続く中、泥に首まで埋まったカンガルーが農家によって救出された。
ダボの西約40kmにあるナロマインの農場で作業していたスコット・リチャードソンさんは、やせ細ったカンガルーが干上がったダムの泥に足を取られ、動けなくなっているのを発見した。このカンガルーは水を探してダムに入り、滑って抜け出せなくなったとみられている。リチャードソンさんによると、少なくとも1日以上はその状態だった可能性があるという。
当初は苦しみを和らげるため安楽死させるしかないと考えたが、まだ体力が残っている様子を見て救出を試みた。「かなり粘り強く抵抗していて、ぬかるんだ泥の中を約15mも這っていた」と語った。泥に埋まった際、顔が沈み込んでしまっていたが、幸いにも体が比較的軽かったため、リチャードソンさんは引き上げることに成功。助け出されたカンガルーは、そのまま跳ねて立ち去ったという。「助けようとして逆にやられるかと思ったが、向こうも逃げられてうれしそうだったし、自分もほっとした」と振り返った。
ここ数カ月の雨不足により、地方では野生動物が飲み水を確保するのが困難になっている。リチャードソンさんは現在の状況を「非常に危険」と表現し、「9月以降まとまった雨が降っておらず、ダムも水をほとんど蓄えられていない」と説明した。
さらに、「乾燥した環境で苦しむ野生動物や鳥に対しては、思いやりを持つことが大切だ」と訴え、「農家は土地を守る立場にあり、自然や動物のことを本当に気にかけている」と語った。
ソース:news.com.au – ‘Perilous’: Farmer rescues kangaroo trapped in dried-out dam in western NSW