【VIC28日】 28日、メルボルン中心部を流れるヤラ川でイルカが目撃され、川沿いが即席の観覧スポットのような賑わいを見せた。
市内中心部を悠々と泳ぐ1頭のイルカの姿は、多くの市民を喜ばせた。専門家によると、この珍しい訪問は異常事態ではなく、餌を追って川に入り込んだ可能性が高いという。SNS上では、ヤラ川の市街地付近を移動するイルカの動画や写真が拡散され、大きな話題となった。
イルカ研究所のデイビッド・ドネリー氏は、初期の映像から健康状態は良好で、行動も自然なものだと説明した。「映像を見る限り、成体のバンドウイルカで状態も良く、通常通りの行動をしている。餌を追って川に入った可能性が高い」と同氏は語った。また、最近の潮の動きも影響している可能性があるという。「ここ最近は潮の変動が大きく、通常よりも海水が川の上流まで入り込んでいる。そのため、このイルカがここにいる理由の一つかもしれない」と述べた。さらに、冬の時期にはイルカが川を遡ること自体は珍しいことではないとも付け加えた。
イルカはホドル・ブリッジ付近やヘリング・アイランド周辺で目撃され、多くの人がその貴重な光景を一目見ようと集まった。同研究所のデータによると、ポートフィリップ湾には120頭以上のバンドウイルカと30頭以上のマイルカが生息しており、その一部が時折川を遡ることがあるという。
当局は市民に対し、イルカに近づきすぎないよう呼びかけており、ボートでは100m以内、ジェットスキーでは300m以内、遊泳者やパドル利用者は30m以内に近づかないよう指針が示されている。
ソース:news.com.au –