政治

日豪首脳会談、中国や「核ミサイル」問題を協議

【ACT4日】   高市早苗首相は、キャンベラで行われたアンソニー・アルバニージー首相との会談で、中国や北朝鮮の「核ミサイル」問題について言及した。世界各地で紛争が続く中、両国は一連の新たな協力合意にも署名した。

中国に対して強硬な姿勢で知られる高市首相は、北京からの反発を招く中、日豪基本友好協力条約50周年を記念してオーストラリアを訪問している。この条約は、第二次世界大戦の歴史を乗り越え、現在では約1080億豪ドル規模の経済関係へと発展している。

4日の共同記者会見で高市首相は、「厳しい国際環境」の中での日豪関係について見解を示した。「本日、アンソニー首相と、中国、東南アジア、太平洋島嶼国、そして北朝鮮の核ミサイルや拉致問題など、インド太平洋情勢に関わる課題に加え、中東やイラン情勢について戦略的な議論を行った」と述べた。また、「この厳しい国際環境の中で、共通の同盟国である米国との協力強化は不可欠だ」と強調し、日米豪に加えインドを含む枠組みである「クアッド」のさらなる強化で一致したと明らかにした。

クアッドは、中国による経済的圧力に対抗することを目的とした4か国の協力枠組みである。高市首相はさらに、日豪関係を「準同盟」と表現し、「地域と国際社会の平和と安定に共に貢献する強い意思がある」と述べた。「今回の議論を通じて、今後50年の日豪関係は、これまで以上に強固でダイナミックなものになると確信している」と語った。

両首脳は、防衛、エネルギー安全保障、貿易分野での協力強化に関する複数の合意文書に署名。特にイラン情勢による経済的影響が続く中、燃料やガスなど重要資源の安定供給を相互に支えることを確認した。オーストラリアはディーゼル燃料の約8%を日本から輸入しており、日本はガス輸入の最大40%をオーストラリアに依存している。

アルバニージー首相は、1970年代の石油危機の中で築かれた日豪関係に触れ、「再びエネルギー不安と世界の不安定に直面する中で、特別な戦略的パートナーシップの強さを再確認できたことは意義深い」と述べた。「この関係は、必要なエネルギーの確保を支え、貿易と投資を通じて雇用を生み出し、不確実な世界の中で安全を守る助けとなる」と強調した。

野党の産業担当報道官であるアンドリュー・ハスティー氏も、日本との関係強化を支持する姿勢を示した。「これは良い動きであり、我々も支持する。アジアの重要な国とのパートナーシップ構築を批判するつもりはない」と述べた。一方で、中国と日本の関係にも言及し、「今後10年は非常に困難な時期になる」との認識を示した。

「中国の台頭は明らかであり、影響力を強めている。日本は中国に近く、歴史的な緊張関係もある」と指摘した。その上で、「オーストラリアはインド太平洋地域で平和をもたらす役割を担うべきであり、日本を含む各国との関係強化がその一つの手段だ」と述べた。

ソース:news.com.au – Japan’s PM raises China, ‘nuclear missiles’ in Albanese meet

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