【NSW18日】 シドニー東部のある自治体で、地域外からの来訪者にビーチ駐車料金を課す提案が浮上し、生活費の問題も絡んで賛否が分かれている。
ランドウィック市議会は、人気ビーチ周辺の駐車場について非居住者に料金を課す案を提案。現在は地元の納税者が過度な負担を強いられていると主張している。
対象となるのは、クロヴェリー、クージー、マルーブラ、マラバー、リトルベイ、ラ・ペルーズ、ヤラベイの7つのビーチ。同地域のビーチには年間約900万人が訪れ、そのうち84%が地域外からの来訪者である一方、維持費は100%地元住民が負担している。市はビーチの維持に年間約2350万豪ドルを支出しており、ライフガード、人件費、清掃、ごみ処理、公園整備、沿岸インフラ、公共施設などの費用が含まれる。
提案では、地元住民は許可証制度により駐車料金が免除される。ランドウィック市議会はこれまでで最大規模となる住民意見調査を実施し、数千人から意見を集めた。その結果、自治体内の約1万2000世帯のうち54%が賛成、41%が反対だった。一方、地域外の回答者の73%は反対している。
この案は、駐車場の回転率向上や渋滞緩和、さらにビーチ維持費への来訪者の負担を促す目的で提案された。当初は各世帯に1枚の無料許可証を配布する案だったが、住民向けの無料許可証の増加については再検討しない方針とされている。
市議会の広報担当者は、「賛成派は利用者負担の公平性や、来訪者による費用負担、駐車や渋滞問題の改善、住民が駐車しやすくなる点を理由に挙げている」と説明。一方で反対派は、「ビーチへのアクセスが制限される懸念や、無料許可証の不足、収益目的ではないかという不信感、生活費の上昇による来訪者への負担」を問題視しているとした。
ソース:mews.com.au – Randwick City Council proposal to make visitors pay for parking at popular Sydney beaches divides city