【NSW30日】 オーストラリアの大手石炭会社が鉱山閉鎖を発表し、職を失う労働者への支援を求める圧力が高まっている。同社はNSW州にある炭鉱の一つを2028年初頭に閉鎖すると発表し、すでに60人の従業員に解雇が通知された。
ヤンコール社は30日、アッパー・ハンター地域にあるアシュトン炭鉱の操業を2028年初頭から停止すると正式に確認した。声明の中で同社は、「技術的課題や操業上のリスク」、さらに将来的な収益の不確実性を理由に挙げた。「これらの要因が重なり、アシュトン鉱山を持続可能な事業として継続することが困難になっている」と説明している。
操業は段階的に縮小され、2028年に向けて計画・開発活動の縮小や採掘作業の完了が進められる予定だ。鉱業・エネルギー労働組合(MEU)も声明を発表し、アシュトン地下鉱山の労働者60人が解雇を通告されたことを明らかにした。同組合は「労働者、その家族、そしてハンター地域全体にとって厳しい知らせだ」と述べた。
MEU北部鉱業・NSWエネルギー地区のロビン・ウィリアムズ会長は、この決定を「労働者とその家族にとって深刻な打撃」と表現した。また、ヤンコールに対し、他の鉱山での配置転換の機会を提供するよう求めた。「2027年にさらに雇用削減が行われる可能性があり、2028年初頭の閉鎖を前に、多くの地元家庭が将来に強い不安を抱えることになる」と同氏は述べた。「地域内の他の鉱山が好調であることを踏まえ、ハンター・バレー全体での再配置の機会を積極的に検討すべきだ」と訴えた。
一方、ヤンコールは従業員とその家族への支援を「最優先事項」とし、閉鎖が地域社会に与える影響を理解していると強調した。同社は「地域住民、地元企業、関係者と誠実に対話を続ける」とした上で、「影響を受ける従業員には、可能な限りの配置転換やキャリア支援、メンタルヘルスを含むサポートを提供する」と述べている。
ソース:news.com.au – Coal mine workers suffer “serious blow” after job cuts