【QLD11日】 クイーンズランド州(QLD)の信用格付けが約17年ぶりに引き下げられた。米格付け会社S&Pのグローバル・レーティングスは11日、QLD州の長期発行体格付けを「AA+」から「AA」に引き下げた。「AA」の格付けについて、見通しは「安定的」としている。QLD州は2009年初めから「AA+」を維持していた。
格下げの背景には、インフラ整備に伴う州政府の財政悪化と債務増加がある。QLD州では今後数年間、運営赤字や大規模な資本支出に伴う赤字が続き、債務が着実に増加するとS&Pは予測している。特に2032年ブリスベン五輪に向けたインフラ整備が財政を圧迫する要因となっている。
一方、QLD州財務相デービッド・ジャネツキ氏は、格下げは以前から予想されていたとし、今後は財政改善に取り組むと表明した。連邦政府のジム・チャーマーズ財務相は、州財政が連邦政府によって圧迫されているとの主張を否定している。S&Pは、財政運営がさらに悪化すれば追加の格下げもあり得る一方、持続的な財政黒字を実現すれば格上げの可能性もあるとしている。
ソース:abc.net.au – Queensland’s credit rating downgraded for first time since 2009