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法の穴を抜けて診療を続ける、危険なセラピストたち

シドニー ― 性的違法行為を行ったとして、ニューサウスウェールズ州での登録から除名された精神科医と精神分析医は、法の抜け穴を利用し依然として違法行為を行っている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙によると、患者との性行為といった重大な違法行為を犯し処分を受けた精神科医でも、セラピストや心理セラピストなどへと肩書きを変えさえすれば、診療を続けることができるという調査結果が明らかになったと報じた。

ニューサウスウェールズ州の法律では、どんな人もセラピストといった肩書きをもつことができ、患者に対して過去の職歴等について公表する義務はないという。
また、告訴委員会には彼らを罰する法的効力はない。
しかし、精神分析医登録委員会では今後、問題の精神科医の名前のリストをウェブサイト上に公開する予定である。医療委員会もまた、被害を受けた患者が通報できるよう、違法行為を行ったケースを同委員会のウェブサイト上に掲載することを決定した。

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