国際

バチカン規定―同性愛者は司祭になれない

ニューヨーク - ニューヨークタイムズ紙は今日、まもなく公表される予定の新規定のもと、同性愛者(独身を含む)はローマカトリック教の司祭になることが禁止されると報じた。

同紙は教会関係者の発言を引用し、「同性愛者に関する新規定について、問題はこの新規定が公表されるかどうかではなく、いつ発表されるかである」と伝えた。同教会関係者は、ベネディクト法王はいまだ書類に署名をしていないが、1ヶ月半後にはおそらく公表されるだろうと語った。さらに、この規定は世界中の教会で適用されることになり、バチカンの調査員は米国にある229の神学校に訪問する予定である。

この新規定への取り組みは、4月に亡くなったジョン・ポール法王のもと数十年前から行われていたが、この規定の公表はベネディクト新法王を特徴付けるものになる、と同紙は報じた。

また同紙によると、法王は保守的で、去年の4月には過去数年に起こった性的スキャンダルが教会に大きなダメージを与えたことを指摘し、教会の「浄化」が必要とされていると発言したという。


この規定は司祭職に就く前の候補者のみが対象となり、すでに司祭の職に就いているものは対象外となるという。

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