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「処刑なんて恐くない」とフセイン元大統領

[バクダッド/5日]イラクのフセイン元大統領は再開された公判で、「処刑を恐れていない」と語った。

最初の証人、アーメド・ハッサン・モハメド氏はシーア派の村でフセイン元大統領らが行った凄惨な拷問や取り調べについて証言。
証言を受け、フセイン元大統領は「私は処刑を恐れていない」と言った上で今までに1人のイラク人も傷つけていないと自らの正当性を訴え、この裁判には圧力がかけられていると主張。証人には精神鑑定が必要だと述べ、暴言を繰り返した。
彼は1982年に140人以上のシーア派を殺害した罪に問われており、有罪が確定すれば他7名の容疑者と共に死刑になる可能性が大きい。
公判は今回で3度目。フセイン元大統領は無実を訴えている。

公判の冒頭、裁判の正当性を巡って弁護団と裁判長が言い合いとなり、弁護団が抗議して一時退廷する一幕もあった。

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