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人間クローン認可の動きに強い抗議

キャンベラ 20日 - ジョン・ロックハート前連邦裁判所判事が代表を務める独立委員会は、科学的研究の為には、治療法探求目的でのクローンや体細胞核の移植(SCNT)をオーストラリアで合法とすべきと報告書をまとめた。この発表後、政府内部及び命の権利グループから強い抗議が起こり、連邦議会での激しい討論が行なわれそうだ。
 
命の権利グループは、治療法探求目的の人間クローンは新たな人命を殺すのと同じだと同報告書を強く非難した。 ピーター・コステロ財務相や厚生相トニー・アボットがクローン反対を支持する中、ナターシャ・ストット・デスポジャ民主党上院議員は、観念的な問題を実際の病気の治療法探求の必要性より重要視していると反対派を非難した。同議員は、クローン問題は政治家が点数を稼ごうとして討論する課題ではなく、如何に人命を救えるか、如何に病気で苦しんでいる人々を救えるかという問題と語った。

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