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切断された手足が痛む“幻の痛み”の研究開始される

ブリスベン 14日 - オーストラリアの科学者達によって、切断され失われたはずの手足が痛む、“幻の痛み”に関する研究が開始された。

トラックドライバーのアーチ・フェレッテ氏(46歳)は2ヶ月前に、交通事故で右足膝下を失ったが、無いはずの足先にかゆみを感じたり、血が流れる感覚を感じることがあるという。子供が右足元に座ると、無いはずの足元が踏まれているように痛む時があり、“無いはずの右足先にかゆみを感じるとき、娘が足を掻くまねをしてくれるとかゆみが止まる。”と語った。

この“幻の痛み”に関してほとんど研究が進んでおらず、これに対する治療方法は限られており、現在では神経鎮静薬等が用いられているがあまり効果的ではない。

この研究を推し進めるにあたり、医師達は出来るだけ多くの患者の研究への参加を呼びかけている。現在約300人の手足を失った人々が研究に協力しているが、より詳しい研究を行う為には1000人以上の参加が希望される。

参加希望の人はモナッシュ大学のメリータ・ギマーラ(電話03-9905-3958)またはEメールでmelita.giummarra@med.monash.edu.au に連絡を。

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