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NSW州糖尿病患者数、過去10年で3倍に増加

シドニー10日ーオーストラリア糖尿病協会によると、NSW州の糖尿病患者数は54万2288人にのぼり、10年前と比較すると300%の増加率となるという。また、120万人のオーストラリア人が糖尿病患者で、この傾向が持続すれば、2010年までにオーストラリアの糖尿病患者数は200万人になると推測される。しかし、10日に開催された糖尿病サミットで発表された研究結果によると、糖尿病の自覚があるのは、全糖尿病患者のわずか半数。NSW州では、アボリジニーコミュニティー、社会経済的基準の低いグループ、地方のコミュニティーで、最も高い糖尿病率が確認された。また、糖尿病患者は、糖尿病の合併症として挙げられる、心臓病、脳卒中、腎臓病、網膜損傷などの発症リスクが増大する。

オーストラリア糖尿病協会NSW州支部が10日に発表した結果報告の中でも、NSW州の二型糖尿病の症例数が、過去5年で2倍に増加している。同協会では、この傾向を非常に懸念しており、糖尿病患者数の増加を抑制するための対策の必要性を強調した。

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