一般

イラクで死亡した豪兵士の棺が帰郷、しかし中には別人の死体が

メルボルン 27日 - オーストラリア人兵士として、イラクでの初の犠牲者となってしまったジェイク・コブコ兵の棺は、27日早朝にメルボルン空港に到着予定だったが、空港に到着した棺にはボスニア人と見られる別の兵士の死体が入っていた。

同兵士の妻は、死亡した夫の棺がクエートに置き去りにされ、代わりに別人の棺がオーストラリアへ運ばれた事に関し、ジョン・ハワード豪首相を激しく非難した。

コブコ兵の死は銃の発砲事故によるものと見られているが、実際に何が銃を発砲させる原因となったのかは現在でも不明。事故当初、同兵は銃の手入れをしている最中に誤って発砲したと報告されたが、後に、事故は同兵が他の2人の兵士とパトロールからの戻った宿舎で発生したと訂正された。同室にいた2人の兵士は、コブコ兵が頭部を撃たれた瞬間を見ていなかったという。

同兵の死に関して、懐疑的な点が多く、同兵の家族は真実を知らされていないと、激しい怒りを表明した。軍側は、事実を隠し立てしているという非難を否定し、同事件の報告書で全てが明らかにされるだろうと述べた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら