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出生率増加の為には、女性にもっと有給産休を

シドニー 14日 - Australia National University(オーストラリア国立大学)のJulie Smith(ジュリー・スミス)博士による最新の調査結果によると、乳幼児の育児負担の大部分が女性にかかっている。

同調査は、出産から12ヶ月の期間、188人の女性を対象に行われた。出生から初めの3ヶ月間は、母親は平均して週71時間の有給または無給の仕事をしており、この時間のほとんどは、子育てと家事に費やされている。子供が9ヶ月になるころには、この週平均労働時間は75時間へと増加し、この中、64時間は子育てと家事に当てられている。 これと比較し、父親は平均して週に6時間しか育児に費やしていない。

調査対象の女性の中、5人に1人だけが有給産休を取ることができた。しかし、初出産の女性だけを見ると、3分の2が有給産休をとっている。同博士は、「1人目の出産後、仕事に復帰しないまま、2人目、3人目を出産する女性こそ、より多くの経済的援助を受けるべき。有給産休の問題は、各会社ごとの問題ではなく、国民全体の問題として取り扱われるべき。コステロ財務相は、女性にもっと出産してもらいたければ、子育ての費用の一部を負担すべき。」と語った。

Peter Costello(ピーター・コステロ)財務相は、女性に、子供を母親、父親に1人づつ、そして、国の為にもう1人出産してもらいたいと、語っていた。

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