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歯医者の不注意で、患者が死亡

シドニー 5日 - シドニーのBrighton-le-Sands(ブライトン・レ・サンド)で歯科を開業するGeorge Pegios(ジョージ・ぺジオス)医師によって、歯の修復手術を受けていた67歳の肥満患者Sabatino Catignani(サバチノ・カティグナニ)氏が、過剰量の鎮静剤投与によって死亡した事件の裁判で、麻酔専門医のAnthony Padley(アンソニー・パドレイ)医師は、ぺジオス医師の行為はとても危険なもので、麻酔専門医なしで、過剰な鎮静剤を投与することは、高い死亡の危険性をもたらすと語った。同事件は2002年の11月6日に発生した。

カティグナニ氏は、局部麻酔とともに、100mgのフェンタニル、140mgのプロポファル、そして17mgのミダゾラムの混合鎮静剤を静脈注射されており、治療中に、意識不明になり心拍停止を起こし、脳に酸欠による障害を負い、間もなく死亡した。この鎮静剤量は、通常投与量の倍以上という。

110分の治療時間の大部分は、患者が意識不明のままで行われており、治療が中止される前45分間は、患者は酸欠状態に陥っていたとみられる。患者の状態をモニターしていた機器から、11回も患者の酸欠を警告する警報が発せられていたが、同歯科医は、この警報を無視していた。

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