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乳癌X線検査の信憑性に疑問

ブリスベン 12日 - クイーンズランド州で実施された、9000件以上の乳房X線検査結果の信憑性が疑問視されている。

ケアンズ地域で行われた9300件の乳房X線検査で、異常に低い乳癌発見率が報告されたことから、州政府は、検査結果の信憑性を調べる為に、この中の83人の女性に更なる検査を行った。この結果、83人中2人に、良性の腫瘍が発見された。

同州のStephan Robertson(ステファン・ロバートソン)健康相のスポークスマンは、この2人の腫瘍を発見できなかった、放射線専門医は、既に同機関では働いていないと述べ、「完璧なサービスは存在しない。BreastScreen Queensland(クイーンズランド乳癌検査機関)は、高水準な仕事を行っている。」と語った。

今週初め、ゴールドコースト在住の2人の女性が、BreastScreen Queenslandから誤った乳癌検査結果を渡されたことに対し、同機関を訴える姿勢を見せた。2人は、乳癌の疑いはないと報告されたにも関らず、一人の52歳の女性は、その後末期癌と判断され、もう1人の48歳の女性は乳癌による乳房切除手術を受けた。

BreastScreen Queenslandは40歳以上の女性に無料の乳癌検査を提供しており、50歳以上の女性には、乳房X線検査を2年毎に行うことを強く勧めている。

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