一般

看護師に噛み付いたHIV感染患者に懲役1年

[ブリズベン15日]昨年7月、看護師のSusan Webster(スーザン・ウエブスター)さん(45歳)は、昨年7月、勤務先であるブリスベンのRedcliffe Hospital(レッドクリフ病院)の救急科で、HIVに感染している患者に腕を噛まれた。Sean Shannon Bruce Haynes(シーン・シャノン・ブルース・ヘインズ)容疑者28歳は15日、ブリスベン地方裁判所において、重度暴行傷害容疑で有罪となり懲役1年を言い渡された。

ヘインズ容疑者は当時、アンフェタミンとエクスタシー中毒の治療中で、逮捕の際には警察官の首を蹴るなどの暴行も働いた。ウエブスターさんのHIV検査は、結果がわかるまでに1年を要し、結婚を控えていた彼女とその家族は、大きな不安と苦しみの中で日々を過ごした。最終結果が出たのは入籍から2ヶ月たった今年7月のことだった。
ウエブスターさんは救急科を離れ、また別の看護師も患者による暴力の増加を理由に退職。ウエブスターさんは、同病院救急科の管理体制やスタッフの質の高さを評価し、キャリアとしても魅力的であると肯定しながらも、今回のような暴力事件が救急科離れを促していると指摘した。
ヘインズ容疑者は同病院に入院前、ラグビーの試合をテレビ観戦中に薬物を大量摂取。運ばれて来た時には、9人がかりで彼を押さえつけなければならない状態だったという。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら