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バンコクで、軍隊によるクーデター発生

キャンベラ 20日 -昨夜(19日夜)タイの首都バンコクで、タイ軍隊によるクーデターが発生した。軍隊は、国連会議へ参加の為ニューヨークに滞在中のThaksin(タクシン)タイ首相を免職し、現在の憲法を無効として、首都バンコクを管理下に置いた。軍隊は、戦車を繰り出してバンコクの総督官邸を占領したが、同クーデターは一発の銃も発砲されることなく進行し、バンコク市民の生活はほぼ通常通り動いている。

軍隊は、政治改革が終了すれば、国は民主主義国に戻ることを国民に約束した。タイ国内のクーデターは、過去15年間で初めてのもの。

豪外務貿易省(DFAT)は、情勢の不安定なタイへの旅行勧告を発令し、勧告の中で、“軍隊が政府を乗っ取るという非常に不安定な政治状況の中、オーストラリア人は状況が安定するまでタイへの旅行を控えることを強く勧告する。”と述べた。また、同国内のオーストラリア人に対して十分に注意して行動するようにと忠告し、オーストラリア大使館員の家族には、状況が安定するまで子供達を学校へ行かせないようにと忠告した。

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