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「ハワード首相夫人はオツムの軽い女の子」とホイットラム元首相夫人

キャンベラ29日-ゴフ・ホイットラム元首相の夫人、マーガレットさん(86歳)は、来週出版される本「A Biography」の中でハワード首相夫人ジャネットさんを無能、愚かで面白みに欠け、ファーストレディとしての役割も十分に果たしていないと酷評した上、同夫婦が人前で手をつなぐことについても非難していることがわかり、物議を醸している。

マーガレット夫人は、ナイン・ネットワーク”サンデープログラム”のインタビューでも、「別に人前で手をつなぐことに反対しているわけでなく、ただ、オツムの軽い女の子のように映っただけ」と攻撃を緩めなかった。
ハワード首相は、今後も夫人と手をつなぐつもりだと述べただけで、批判に対するコメントを拒否し続けている。
マーガレット夫人はさらに、ホイットラム元首相の心は未だ、2004年に失脚したマーク・レイサム氏にあることも明かした。John Kerr(ジョン・カー)元豪総督によって1975年に解任されたホイットラム元首相は、レイサム氏の古くからの支援者の一人であり、2004年の総選挙で労働党が大敗するまで行動を共にした。しかしレイサム氏は、失脚後に出版した日記の中で、ホイットラム元首相を、”演説で同じをことをくどくど繰り返す鼻持ちならない講師”だと斬り捨て、「老人は一人にしておくのが一番」と絶縁状を叩き付けた。
恩を仇で返したレイサム氏の行動には唖然とさせられたとマーガレット夫人。元首相は傷ついたかという質問に、とても傷ついているけれど、今はレイサム氏と連絡をとらないようにしている段階だと答える一方で、「多分、夫は死ぬまでマークからの電話を待っているとも思う」と付け加えた。

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