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国内で肥満急増、関連費210億ドルに

キャンベラ17日-17日、キャンベラで開催されたフォーラムでAccess Economics(アクセス・エコノミクス)が発表した最新の調査結果によると、オーストラリア国内で肥満が急増し、関連費が大きく経済に影響を及ぼしているという。影響額は約210億ドルにものぼり、関連Medicare(メディケア:国の医療保険制度)経費は前年比2倍に増えた。

経済影響額には、肥満との関連が深いとされる心血管疾患、2型糖尿病、癌などの治療にかかる医療費の他、生産性の低下による損失、看護・介護費などの、直接的・間接的なコストが含まれる。内訳は、医療費が最大で172億ドル、次が生産性の低下による損失(17億ドル)、健康管理費(8億7300万ドル)、看護・介護費(8億400万ドル)と続く。

現在、国内の肥満人口は推定324万人だが、今後20年でおよそ2倍の720万人に膨れ上がると予想されている。

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