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元麻薬捜査班の警官5人、麻薬取引で有罪判決

メルボルン18日-ビクトリア州の麻薬捜査班に所属していた元警察官5人が、相次いで麻薬密売にかかわる罪で有罪となった。5人目の被告の有罪が明らかになるまで、一連の事件についての報道は控えられていた。

18日、3ヶ月にわたる公判と8日間の審議の末、Victorian Supreme Court(ビクトリア州最高裁判所)は、元麻薬捜査班・3部隊の副司令官Wayne Geoffrey Strawhorn(ウェイン・ジェフリー・ストラホーン)被告(51歳)に対し、2000年に殺害されたメルボルンのギャング、Mark Moran(マーク・モラン)に偽エフェドリン2キロを密売していたとして有罪を宣告した。

先月は、元上級捜査官Glen Sadler(グレン・サドラー)被告と元巡査部長Stephen Cox(ステファン・コックス)被告の両名が、10キロの高品質ヘロイン(1500万ドル相当)の密売共謀罪で有罪となった。二人は、1999年5月から2002年12月まで麻薬捜査班で一緒に活動していおり、その期間に犯行を計画していた模様。両名の刑期はまだ確定していない。
それに関連して4月には、同じく元麻薬捜査官のIan Norman Ferguson(イアン・ノーマン・ファーガソン)被告に対し、コックス、サドラー両被告とヘロイン密売を共謀し、マネーロンダリングを行った罪で懲役最長12年の有罪判決が下されている。

また、8月には、麻薬窃盗罪に問われていた元巡査部長に、懲役15年以上という判決が言い渡された。

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