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連邦政府、同性カップルに対する法的差別撤廃の動き

キャンベラ21日ーオーストラリアン紙が伝えるところによれば、ジョン・ハワード首相とPhilip Ruddock(フィリップ・ルドック)法相は連邦の法律制度に含まれる同性カップルに対する法的差別の撤廃を検討しているという。

メディケア(国の医療保険制度)の払い戻しもその一つで、現在、通常のカップルは、二人で合わせて716ドルの現金支出で医療費80%の払い戻しを受けることができるのに対して、同性カップルの場合、同等の払い戻しを受けるためにはそれぞれが716ドルを支払う必要がある。

しかし、同性結婚の容認に関する法的見直しは、行われない模様。

Australian Coalition for Equality(オーストラリア平等連合)のスポークスマンRodney Croome (ロドニー・クローム)氏は今回の政府の動きを歓迎すると共に、法改正のスケジュールを明らかにするよう求めた。クローム氏は、同性カップルは法的差別から同性愛に対する社会的な不理解を感じ、経済的にも精神的にも苦しい立場に置かれていると語った。メディケアの払い戻し制度以外に、税金、退職&老齢年金、高齢者医療などさまざまな分野に法的不平等がみられるという。

ゲイとレズビアンの権利を求める団体のスポークスウーマンMay Miller-Dawkins(メイ・ミラードーキンス)氏も、法改正への第一歩を好意的に捉える意向を示した。

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