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オーストラリア経済への影響無しに炭素ガス排出量減少可能

キャンベラ9日-Wentworth(ウエントワース)科学者団体がCSIROの科学者の協力を得て行った地球温暖化に伴う経済モデルの研究報告書によると、オーストラリアは、炭素排出量を60%減少させたとしても、引き続き健全な経済成長と豊かな暮らしを継続させることが可能だという。

同団体創立者の1人Peter Cosier(ピーター・コジアー)氏は、「一定水準以上の生活、そして過去100年間オーストラリアが経験してきた素晴らしい経済成長を次の世紀でも引き継ぐことが可能であり、同時に地球の気候を安定させることも出来るはず」と述べた。炭素排出量を減少させた場合、今世紀末には、一人当たりの平均総所得は177,000ドル(現在の価値で)になると予測されている。ただしこれは、地球温暖化が経済混乱を招かなかった場合の予測値。

財務省の気候変動が経済に何も悪影響を与えないという仮説に基づいた予測によると、今世紀末の一人当たりの年間総所得は185,000ドル。これは、何の炭素排出量削減対策も取らなかった場合の数値。

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