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ニュエン元死刑囚双子の兄弟、兄弟の死は自分の責任と語る

シドニー28日-今週土曜日12月2日で、25歳だったNguyen Tuong Van(ニュエン・トォング・バン)元死刑囚が、麻薬密輸の罪でシンガポールで処刑されてから一年が経つ。

ニュエン元死刑囚は、2002年後半に、シンガポールのChangi(チャンギ)空港で約400グラムのヘロインを所持していた所を逮捕された。公判中、ヘロインの密輸は双子の兄弟の借金返済の為と語っていたニュエン元死刑囚は、豪政府、弁護士団、公民権擁護団体、宗教リーダー、そして何千人ものオーストラリア人がシンガポール政府へ死刑中止を懇願したにもかかわらず、2005年の12月2日の朝6時に絞首刑に処された。

ニュアン元死刑囚の双子の兄弟で元麻薬中毒者Khoa(コア)氏は、ABCテレビ局作成のドキュメンタリーの中で、「ニュアンの死は自分のせいだ、一生自分を責めるだろう」と語った。

2004年2月から死刑執行の2005年12月2日まで撮影収録が行われたドキュメンタリー番組“Just Punishment(処刑するのみ)” は、ニュエン元死刑囚の母親Kim(キム)さんや、兄弟、親しい友人、そして弁護士らとの私的なインタビューを交えた感動的なものとなっている。

同ドキュメンタリーは12月7日(木)夜9時30分からABC局で放映される。

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