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カナダの運航会社が国内航空救急サービスに参入 医師らボイコット

シドニー9日-8日、John Hatzistergos(ジョン・ハチスタゴス)NSW州保険相は、国内企業のNRMA Careflight(NRMA・ケアフライト)とWestpack Life Saver Surf Rescure(ウエストパック・ライフセーバーサーフレスキュー)に入れ替わる形で、カナダに本拠地がある最大のヘリコプター運航会社CHC社のオーストラリア支社が、今後は航空救急サービスを行っていくと発表した。

35人のケアフライト・ドクター達はそれを不服としてボイコットも辞さない構えであるのに対し、州政府は彼らがいなくてもやっていけると発言した。

保険省関係者とNSW州救急サービスは昨日よりケアフライトの医師らと話し合いを重ねている。ハチスタゴス保険相は何より患者を優先する必要があると述べ、ケアフライトの医師らが去っても、十分に専門医を確保しているし、CHC社のスタッフも揃っていると述べた。これまでの航空救急サービスは順調に運営されていたが、NSW州救急サービスのGreg Rochford(グレッグ・ロクホード)代表によれば、収容力が危惧されていたという。4機のCHC社新ツインエンジンヘリコプターは、これまでのものより大きく、安全で、性能もよく3割増の速度を誇る。

現在、2時間以上ヘリコプターを待っている危篤患者が27人、3時間以上待っているのは12人にものぼるという。

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